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 「レッドソックス7-0ロイヤルズ」(19日、ボストン)

 レッドソックスのジョン・レスター投手(24)が、ロイヤルズ戦で今季大リーグ初の無安打無得点試合を達成。二回、九回に四球の走者を出しただけの130球で、自己初の完投、完封。06年に患った血液のがん、悪性リンパ腫を克服しての快挙となった。

  ◇  ◇

 最後の打者、代打カラスポのバットが94マイル(約151キロ)の、高め直球に空を切った。ノーヒットノーラン達成。悪性リンパ腫を乗り越えた24歳の左腕が、球史に名前を刻んだ。

 「球場があんなに大騒ぎになったのを初めて見た。まるでワールドシリーズみたい。あの瞬間を、この先、忘れることはないだろう」

 レ軍では昨年9月のバックホルツ以来18人目。レ軍の左腕では1956年のメル・パーネル以来4人目の無安打無得点だ。

 「長く苦しい道のりだった。中5日で投げる状態に戻るまで、長くかかった。今、グラウンドに立てることが本当にうれしい」

 06年8月に悪性リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を受けたが副作用に苦しみ、髪も抜け落ちた。昨年7月にメジャーのマウンドに復帰したものの、登板日翌日には血液検査で、常に数値をチェックした。球数は制限され、メジャー通算14勝目が初めての完投だった。自己最多の130球を投げ、ストライクは86球。切れ味鋭いカーブとカットボール、威力ある直球で、凡打の山を築いた。

デイリースポーツ

こうゆう方の姿って、本当に励みになりますよねぇ。
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