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『10日にオリックスのキャンプ地、宮古島で行われる予定だったパ・リーグ理事会の開催場所が、急きょ日本ハムの名護に変更されることになった。オリックス・小瀬浩之外野手(享年24)の転落死事件の余波によるものだ。

 8日に小瀬選手の密葬、宮古島ではお別れ会が行われ、10日からのオリックスキャンプは通常のメニューに戻す予定だという。「小瀬のためにも区切りをつけて頑張らないといけない」という首脳陣、ナインの切実な気持ちからだ。

 そういう大事な時だけに、予定していた理事会の開催場所を、同じ沖縄の名護に変更したのだ。が、日本ハムでもアクシデントが起きている。キャンプ前の1月17日、昨年の2軍から今年1軍担当となった小林繁投手コーチ(享年57)が心不全のために急死。梨田昌孝監督はじめ、日本ハムナインは大きな衝撃を受けている。

 さらに名護でのキャンプイン早々、選手と寝食を同じくするチーム付きのカメラマンが結核であることが判明。大黒柱・ダルビッシュら選手への感染の恐れがあり、ひと騒動起きている。

 相次ぐアクシデントが起きる前は、ゴールデンルーキー、西武・菊池雄星の誕生で、さらにパ・リーグ上位時代が加速すると思われていた。「ダルビッシュ、マー君(楽天・田中将大)に続いてまたパ・リーグに新スターが誕生する。最近はどうしてパ・リーグばかりに魅力あふれるスター選手が集まるのだろう」。球界関係者からこういう声が出ていたのだ。

 西武・菊池はゴールデンルーキーという期待通りにフレッシュな話題を提供。宮崎・南郷の西武キャンプを訪れる評論家諸氏も、その逸材ぶりを異口同音に絶賛している。が、その菊池の前に立ちはだかったのが、相撲界だった。貴乃花親方の理事選出馬の末に奇跡の大逆転当選。泥酔暴行騒動による横綱・朝青龍の電撃引退という、二大事件が相次いで起こったからだ。

 さらに、国民的関心事のバンクーバー五輪が12日の開幕までのカウントダウンに入っている。こうなれば、球界の救世主・菊池にキャンプ中はしっかりと充電してもらい、実戦のオープン戦で獅子奮迅の活躍をしてもらうしかないだろう。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)』

2010.02.09ZAKZAKから

好き好きありますからねぇ。
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