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心臓病の赤ちゃん、遠隔診断 専門医がネットで助言へ
2006年10月23日16時16分
 赤ちゃんの先天性の心臓病治療で、専門の小児循環器科医のいる病院が、インターネット通信を使って地域の病院を支援する遠隔診断システムが、国立循環器病センター(大阪府吹田市)や国立成育医療センター(東京都世田谷区)など全国13カ所で計画されている。新生児の心疾患の専門医がいる病院は少なく、システムの普及で、治療の効果が上がることが期待される。
心臓病の遠隔診断


 軽症から重症まで合わせると、先天性心疾患の新生児は100人に1人に上るといわれる。重い心臓病が見つかった場合、ふつうは専門医がいる病院に搬送している。しかし、搬送中に容体が悪化することもあり、出産病院などでの初期治療が大切だ。

 このシステムは、出産病院などにある超音波診断装置で検査中の画像をインターネットを通して専門病院のパソコンに転送し、小児循環器科医がリアルタイムで動画を見ながら主治医に電話で指示をする。一般的な動画通信ソフトを使えるため、初期費用はパソコンと周辺機器合わせて20万~30万円程度に抑えられるという。

 国立循環器病センターの越後茂之・小児科部長らは、医療機器メーカーと共同で通信専用の超音波診断装置も開発した。同センターは、専用装置を使って大阪府高槻市の愛仁会高槻病院との間で年内にも試験実施を始める予定。長崎医療センター(長崎県大村市)は、対馬など2、3カ所の離島の病院との連携を考えている。

 このほか、北海道立小児総合保健センター、東京女子医大病院、長野県立こども病院、福岡市立こども病院なども計画。専門医のいる計13の病院で検討されている。

by asahi.com

ネットもうまく使えば最高だなっ。
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