チビっ子柔道家140人と一緒に入場

秋山チビっ子柔道家140人と一緒に入場

桜庭戦へ向け、力強くファイティングポーズをとる秋山 　ＨＥＲＯ’Ｓ初代ライトヘビー級王者・秋山成勲（３１＝フリー）が質実剛健な入場パフォーマンスで大みそか決戦を飾る。３１日のＫ－１　Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！（京セラドーム大阪）での桜庭和志（３７＝フリー）戦に向け、２９日は大阪市内で会見。招待した１４０人のチビっ子柔道家とともに入場することを明かした。山本“ＫＩＤ”徳郁（２９）の１億円衣装などド派手パフォーマンスが話題の中、「秋山先生」が子供に格闘技の魅力を伝える。

　秋山が少年少女のヒーローになる。メーンカード候補の桜庭戦まであと２日。１度は幻となった因縁対決を目前に控えても、冗談も交える余裕も見せながら意欲を語った。

　「コンディションはいつも通り。ノロウイルスにもかかってませんから。大丈夫。プラスアルファで清原さんが（セコンドで）来てくれたり、地元の大阪だったり、いい感じですね」。

　年の瀬に、季節はずれの運動会さながらのシーンが展開される。接骨院を営む父啓二さん（５３）の知人の紹介で、地元大阪で柔道に励む小中学生１４０人を招待することが決定。入場の際には、花道を埋めた彼らを秋山が引率する。

　「子供に自分が戦っている姿を見せたい。柔道や格闘技をやりたいという子が増えれば」。来年４月には念願だった自らの道場が大阪市内に完成予定。子供も指導するつもりで、２年ぶり参戦の大みそかのリングを通じ、自身が３歳から飛び込んだ格闘技界のすそ野が広がることを期待した。

　「打倒紅白」を掲げる山本が１億円の着物を用意すれば、須藤元気（２８）はメキシコ風ダンスでの入場を宣言。派手さでは及ばないものの、秋山は「自分らしさを出したい」と柔道家としての誇りを前面に押し出すつもりだ。

　桜庭戦のポイントとなる柔道着着用に関しては「まだ決めてません」と本番直前まで悩み抜くつもり。もちろんセコンドのオリックス清原内野手も大きな力になる。チビっ子の熱いまなざしを浴びながら、「秋山先生」が格闘技の魅力を存分に伝える。【大池和幸】

［2006年12月30日8時37分　紙面から］


nikkansportsより
　子供の力ってすごいからなっ。