臨時・非常勤講師

ＵＩターン対象教員枠新設

　大量退職を控えた都市部の団塊世代の教職員をターゲットに、島根県教委が来春、公立学校の臨時・非常勤講師の特別枠を新設する。定住対策の柱のＵ・Ｉターンを促すと同時に、教育の質の向上も図る全国初の試みになる。

　特別枠の新設は、都市部で多くの教職員が定年退職を迎えるのに着目。対象は県外の教員免許所有者で、免許があれば教職経験のないサラリーマンや技術者も受け入れる。二〇〇七年四月一日時点で満六十五歳以下で募集。百人程度を採用したいとしている。

　講師は、小、中、高校や養護学校などに勤務。面談の上、それぞれの経験が生かせるよう配置され、芸術・音楽系の授業やクラスサポート、総合的な学習の時間での活躍も期待される。

　ふるさと島根定住財団、県建築住宅センターも連携。親の介護や暮らしやすさを求めるとともに、子どもたちと接点を持ちたいというＵ・Ｉターン希望の教職員らを想定し、住宅情報なども提供していく。

　十二月九日に松江市殿町の県民会館で相談会を開催。職務内容や定住に関する問い合わせに応える。志願書の申し込みは来年一月十九日まで。募集要項や申込先は県教委義務教育課企画人事グループ（電話０８５２・２２・５４２２）。

山陰中央新報より
　65歳以下とは随分、枠あるなっ。